経営者がインターネット時代を生き抜くための基本原則。【5つのポイントとチェックシート付】
私達経営者は、日々、売上目標や資金計画、従業員の採用、育成、販売計画、取引先や地域のおつきあいなど、多忙な日々を過ごしていると思います。
日常に忙殺され、気づいたら、成長率が鈍化している。昔からのやり方がどうも通用しない。世代間ギャップを感じる。
などと言った言葉が日々、ご相談を頂く経営者の方から聞く機会が、この数年増えてきたような気がします。
その背景にあるものは何なのか?そして、私達自身がコントロールできて、自らの力で未来を切り拓いていける余地や分野はどこにあるのか?そして、私達は、一緒に何を行い、どう貢献できるのか?
そんな事を、これから、色々と改めて配信していきたいと思います。
■直接会ってお話したいのですが、限られた時間。1日も早く伝えたい事。
本来、私達のような、広告やマーケティング支援をする会社は、1社1社訪問して、お客様の課題を聞き、課題に対して提案をしていく。そんなスタイルの業界です。そんな中では本来、1社1社お会いして丁寧にお話をしたり、お聞きしたりすべきですが、昨今の時代の変化と、そして、より早くお伝えするために、ブログという手段をとる事にしました。
■その① デジタルネイティブ世代が社会の中心へ。
申し遅れました。私は、オニオンの代表の山本と申します。1979年8月12日生まれ38歳。東京都江戸川区小岩出身です。ご縁があり、2011年からオニオンの代表となり(縁故ではありません)今年(2018年)で千葉に来て、8年目になります。
デジタルネイティブ世代は、Wikipediaによると、学生時代からインターネットやパソコンのある生活環境の中で育ってきた世代であり、日本では、1980年前後生まれ以降が該当するとされています。1992年以降に本格的にインターネットが普及しはじめたが1990年代後半。この頃に生まれた方は、今、新卒という時代。
そういう意味では、私の学生時代はポケベル・PHPでしたし、高卒でしたので、最初は一人1台パソコンがないような環境でした。
運が良かったのは、22歳に入ったベンチャーがネットベンチャーでパソコンは一人1台、携帯支給。ネットと紙の両メディアを取り扱う会社だったので、なんとか、「WEB」という世界でもご飯が食べられていますが、とてもギリギリの世代だと感じています。
もちろん、年齢関係なく、デジタルツールを日常的に活用し、デジタルユーザーの心理や課題を把握し自分達のビジネスに活かせている経営者もたくさんいますが、経営の選択肢の手段としては、理解していても、十分に活用しきっていく、そして、WEBを活用したアイデアに溢れ日々改善をしている、というような経営者様は、非常に少ないのが現状ではないでしょうか?
■その② 守って生きるか、知見で伸ばすか。
少々、強めの言葉になりますが、これからの社会は、人工が減少し、高齢化が進む。働く人が減る。介護離職や子育て負担など、1人あたりの労働者の負担は間違いなく大きくなる訳ですが、海外移民施策やインバウンド施策など、政治的な方向性が、どうなるかというテーマもありますが、私達経営者が、考えるべき第一の事は、どう転んでも生じてくる環境の変化にどう適合していくか?
強いては、どう最適化していくか?という事が当然、求められる訳ですが、よっぽどの何か権利をもっていたとしても、間違いなく、知見を高め、守るべき事を守り、同時に、理想とする会社や社会の実現に立ち向かっていくかが重要である事は、間違いありません。
■その③ 地域活性と地方創生の違いと、その本質。
最近、ちょっと前よりも、地方創生という言葉が少なくなってきていますが、Googleトレンドで調べていると、その通り。(過去5年間比較:青文字:地方創生、赤文字:地域活性)
地域活性と地方創生のGoogleトレンド比較
2014年の5月までは、ほぼ検索がないワード「地方創生」そして、2015年から一気に、地域活性を逆転しましたが、現在は、段階的に、同様レベルの検索ボリュームになっています。
ある意味、「地方創生」と「地域活性」は、同じレベルのスタンダードな言葉になったとも言えますが、この言葉の意味をと様々な専門化のメッセージから、私なりにこう解釈しています。
□ 地域活性 = 古き良き経済成長時代のにぎやかな状態に復活させる事。
□ 地方創生 = 地方のあり方を再定義し新しい形を創造していく事。
どちらが、本来あるべき姿でしょうか?同じ地域系のプロジェクトでも「地域活性」と目指すプロジェクトと、「地方創生」を目指す、プロジェクトでは、考え方の基点が異なり、当然アプローチの仕方が異なってきます。
ちなみに、千葉を愛する私としては、千葉は地方なのか?という疑問もあるため「地域創生」という言葉を使うようにしています。それは、東京も1つの地域ですし、都心か田舎かというような区別でなく、日本全体のエリアマネジメントをどう考えるか?の方が重要だと考えているからです。そういう意味では、都心VS地方という構図でなく、日本の地域、地域の特性を活かし、また連携しながら、地域のよき文化や伝統を守りながら、時代変化にぶれない軸を守りながら、未来に向けて最適化していくという事が、本質ではないかと考えているからです。
■その④ 地域の企業は地域の顔であり、地域そのものの土台である。
日本を代表する世界的企業「TOYOTA」のある街は、市役所のホームページにも「クルマのまち」を明言しています。
直接あまり面識はありませんが、「ZOZO」さんにも、そんな地域を愛するスタンスを強く感じますし、特に何かに依存する事もなく、自らのポリシーで、理想とする社会を自らの力で切り拓き、そして地域にも還元していくという面は、本当に価値が高いと感じます。私達自身もそうならなければいけませんし、そして、それぞれの地域の企業様が、「らしさ」を発揮し、顧客に価値を提供し、収益を生み出し、雇用を創出し、そして地域に貢献する。そして、その企業自体が地域の顔にもなり、誇りにもなり、結果地域のブランド力も魅力も高まる。という方程式は、非常に、日本的でもありますし、多くの方が理解頂ける理想の形なのではないでしょうか?
だからこそ、私達、中小・ベンチャー企業の経営者は、規模の大小問わず、自らの企業の価値を最大限に高め、未来に残していく事に意義があるのでないでしょうか?
■その⑤ 変化に着目すれば、自然と答えは出てくる。
マーケティング戦略の基本に、SWOT分析がありますが、SWOT分析の基本は、以下の4つに集約されます。
※自社の強みと弱みと、外部環境の機会と脅威を整理して、以下の掛け合わせをする。
分析 | 考えるべきポイント |
機会×強み | 強みを活かして機会を勝ち取るための方策は? |
脅威×強み | 強みを活かして脅威を機会に変える差別化とは? |
機会×弱み | 弱みを補強して機会をつかむための施策とは? |
脅威×弱み | 弱みから最悪のシナリをを避けるためには? |
その中で、「機会」でもあり、「脅威」でもあるのが、インターネットではないでしょうか?
以下のデータをご覧下さい。
Google検索回数が2016年、2兆回に。※米メディアのSearch Engine Land
グラフだと、具体的な違いがわかりにくいので、表にしますと以下の通りです。
つまり、少子高齢化も大きな社会変化ですが、全体でここまで大きな行動変化が生まれているのは、インターネット以外ないのではないでしょうか?
「機会」でもあり、「脅威」でもあるというのが、ポイントです。
■全国380万社のうちWEBサイト有効活用企業は10%以下という数値も。
WEB活用度は、中小企業380万社の中で、WEBサイトを保有している企業100万社、高品質なWEBサイトを保有している企業50万社。そして、WEBサイトを集客に活かせている企業10%以下というデータもあります。
逆に、改善の伸びしろが多く、事業を成長させる可能性が高い分野でもあると言えます。
オニオンでは、地域のパートナーをテーマに、様々な企業様の広告やマーケティングサポートを行って来ました。
フリーペーパーのイメージも強い私達ですが、2011年よりWEBマーケティングの分野を強化し、多くのWEBサイト制作や集客のサポートを行ってきました。様々な成功事例とノウハウ、そして体制が整い、メンバー全体の40%程度がWEB関連のメンバーとなっています。その実践的なWEB戦略手法を、本ブログを通じて紹介していきたいと思います。主なテーマは以下の通りです。
□経営者のためWEBマーケティング入門
はじめに
経営者のためのWEB戦略入門① 検索エンジンの進化
経営者のためのWEB戦略入門② WEB改善の4つのステップ
経営者のためのWEB戦略入門③ 適切なコストで適切な効果を。
経営者のためのWEB戦略入門④ 目標設定の方法と数値シュミレーション事例
経営者のためのWEB戦略入門⑤ 成果を高めるための基本的な考え方
経営者のためのWEB戦略入門⑥ 攻めと守りのWEB戦略と手法一覧
経営者のためのWEB戦略入門⑦ できる事できない事の前提条件
経営者のためのWEB戦略入門⑧ 社内と社外の役割分担と新しい組織づくりノウハウ
経営者のためのWEB戦略入門⑨ 実例:5年間かけて変革したイノベーション事例
経営者のためのWEB戦略入門⑩ 実例:ブランド接点を変える事で進化した集客モデル
■様々な国の支援メニューも充実の昨今、マーケティング最適化10%企業へ。
IT導入補助金をはじめ、国の支援メニューも充実している昨今、今更WEBマーケティングに取り組んでも遅いのでは?という理由で、なかなか取り組みきれていない会社様も多いかもしれません。
しかしながら、大切な事は、ご自身の企業活動における顧客への最適化であり、機会ロスの改善、脅威への回避がポイントであり、遅いという事はありません。むしろ、早く取り組む事で、そのロスも軽減されるものと考えています。
本来、貴社のサービスを探している方が、検索するであろう「キーワード」では、どんな情報が検索結果一覧に表示されていますか?本来、貴社が表示される事で、獲得できた引き合いも、もしかしたら、他社へ流れている。という事はありませんか?
そのような1つ1つのロスが、気づけば大きな機会ロスになっていく。しかも、そもそも、その状態に気づかないでいる。
というような事はありませんか?
その一歩を実施し、WEBの世界は「正しい方向に正しく努力をすれば、正しい結果につながる」点が、非常に良い点だと考えています。どのような道筋とやり方で対応していくのか?
私たちオニオンは全力でサポート致します。どうぞ、ご期待下さい。
オニオン新聞社:サービスガイド2018です。(WEB診断チェックシート付) 最新のWEBマーケティングからテクノロジー関連ソリューションまで。
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TOPICS:IT導入補助金3次公募:締切:2018年9月25日(火)迄
※申請手続きの関係上9月18日(火)を目処にお申し込み下さい。(最大50万円・1/2補助)