【C-VALUE(シーバリュー)】プロジェクト成果報告/小湊鐵道 夜トロッコ
小湊鐵道 夜トロッコ特別企画『ナイトタイムトリップ2022』
呑んで、笑って、ちょっとホラー(?)な旅が開催されました!
2022年7月1日(金)18:00、約2年の沈黙をやぶって『夜トロ』が復活!
ゴトゴトと揺れるトロッコ列車に乗り、夏の里山を渡る夜風を頬に受けながら、小湊鐵道を愛する人たちと千葉の地酒を酌み交わす。日常をちょっとだけ離れた楽しいひとときを過ごせる小湊鐵道の大人気企画『夜トロ』が、コロナ禍の影響から一時休止となって早2年。
「小湊鐵道沿線活性化の起爆剤となる商品・サービス」を目指した「C-VALUE」プロジェクトの一つとして、7月1日(金)に特別バージョンという形で見事復活を果たしました!
当日は18:00から、五井駅東口を出てすぐのところにある小湊鐵道直営Cafe「こみなと待合室」にてオープニングセレモニーを実施。2年間この日を待ち侘びていたという多くのお客様で賑わうなか、司会進行役の楽しい掛け合いで幕を開けました。途中、小湊鐵道沿線エリア活性化実行委員長でもある小湊鐵道株式会社社長・石川晋平氏の挨拶が始まると、いっせいの拍手で包まれる会場内。「多くの方々の協力によって実現できたこの企画を、自分でも楽しみにしていました。これまでとはひと味もふた味も違うものにしていきたい」と話す石川社長の顔には、嬉しさと楽しさが溢れているようでした。
そして待ちに待った18:47、この日集まった約70名の幸せな乗客を乗せて、DB4形機関車にひかれるトロッコ列車が五井駅を出発進行!
まずはみなさん、乾杯のグラスを傾けつつ、小湊鐵道沿線の美味しさが丸ごと詰まった「牛久商店街弁当」を頬張りながら肩慣らしならぬ腹慣らし。ごろっとしたイカメンチや香ばしい焼きおにぎりなどに舌鼓。そしてなんといっても今回の目玉、28の酒蔵が誇る日本酒の利酒に早くも挑戦する方々が。異例の速さで梅雨の明けた暑い夜を、お酒と笑顔の熱い夜に変えてやろうという気持ちが伝わってくるようでした。
そうする間にも、テーブルごとにチーム分けされた皆さんで10の問題に答える「スペシャルクイズ」がスタートし、参加された方を飽きさせる暇は与えません。石川社長をはじめ、なんと応援に駆けつけてくださった市原市 小出譲治市長や市原ぞうの国 坂本小百合園長にも問題の出題者として登場していただきました。
さて時間は19:23、その時がやってきました。トロッコ列車が馬立駅を出たあたりで、急に照明が消え暗くなる客室内。司会者さんが不安そうな声(笑)で注意を呼びかけるなか、先頭車両からゾンビの集団が襲いかかってくるではありませんか! ・・・はい、ご安心を、これもこの企画のもう一つの目玉演出なのでした。ゾンビに扮して皆さんをヒンヤリさせてくれたのは地元有志の方々。この『夜トロ』のひとときを盛り上げようとボランティアで協力してくださったとっても心優しいゾンビたちは、ひとしきり騒いでくれたあと、乗客の皆さんと一緒に和気藹々とお酒を呑んだりするのでした(笑)。
五井駅を出発してちょうど1時間、『夜トロ』は折り返し地点となる上総牛久駅へ到着。しばし列車を降りて駅前にでると、牛久商店街の皆さんにこぞって出迎ていただきました。駅弁売りに扮した方々による特産品の販売をはじめ、盆踊りの輪に招いていただいたりと、乗客のみなさんも大満足です。記念撮影の後、ちょっと千鳥足に気をつけていただきながら再びトロッコ列車へ戻ります。見送ってくれた牛久商店街のみなさんに手を振りながら、『夜トロ』は五井駅へ向けて復路をスタートです。
上総牛久駅を発ってしばらくすると、司会者さんから「窓の右手をご覧ください!」のアナウンス。すると社内の照明が今度はゆっくりと暗くなり、代わりに養老川沿いの木立が段々と輝き始めるじゃありませんか。そうです。こちらも今回のサプライズ企画、夜の養老川に浮かび上がる7色ライトアップなのでした。みなさんスマホを取り出してこの幻想的なシャッターチャンスをものにした後、『夜トロ』はまた徐々にスピードを上げていくのでした。
その後、往路で行われたスペシャルクイズの答え合わせがあり、見事トップ賞を勝ち取ったチームの皆さんには、お一人ずつ豪華な景品が石川社長より贈られ、盛大な拍手が鳴り響きます。
そんな熱気の中、石川社長から今日を締めくくる挨拶があると、石川社長は乗客のみなさんの中へと引っ張り込まれ、もみくちゃにされながらこの日一番の笑顔になっていました。
【車内でのインタビューを受けていただいたゲストの方々】
■市原市 小出譲治市長
「withコロナと言われ初めてから人と人との関わりが希薄になってしまったこの頃、これだけ多くの方々が集まり、一緒になって笑顔のひとときを過ごせたことは最高でした」
■市原ぞうの国 坂本小百合園長
「とても素敵な時間でした。今度は象の形の列車も作ってもらいたいくらいです」
21:12、楽しかった3時間の旅程はこうしてあっというまに過ぎてゆき、終点の五井駅へ戻ってきた『夜トロ』。
ホームに降り立った乗客のみなさんを見てふと気がついたことがありました。
駅のホームにいる人々全員が笑顔を浮かべているこんな風景、私はこれまで一度も見たことがありませんでした。この日初めて会った多くの方々が、小湊鐵道と沿線の魅力、そしてちょっぴりお酒の力も借りて、こんなにもいい笑顔で解散していく。そんなシーンに同席できたことを幸せに感じる瞬間でありました。
<C-VALUEとは>
~「千葉にもっとVALUEを。 」をテーマに、 千葉発の「地方創生の起爆剤となる商品・サービス」を発掘・創出~
サポーターは、 「C-VALUEサイト内での購入」という形で起案者を応援し、 そのリターンとして商品やサービスを受け取ることができます。 そして起案者は、 その応援してもらった資金をもとに千葉発の新商品・新サービス・新プロジェクトの実現へ向けて取り組んでいきます。
https://www.c-value.jp/
主催:小湊鐵道沿線エリア活性化実行委員会
共催:小湊鐵道株式会社、 株式会社千葉銀行、 ちばぎん商店株式会社
後援:市原市
協賛:朝生林業株式会社、 株式会社高橋商店、 ツルヤマテクノス株式会社 、 株式会社HAMIRU、 平野コンクリート工業株式会社
協力:石井食品株式会社・ちばぎんジェーシービーカード株式会社・株式会社フレッシュファームちば
運営事務局:ちばぎん商店株式会社、 株式会社オニオン新聞社