Google広告<入門ガイド②>はじめるにあたり6つのチェック
1:Google広告認知度50%程度、利用率10%以下という状況。
経営者の方であれば、キーワード広告や検索連動型広告について、GoogleやYahoo!の検索の上位の広告が出せてクリック型の広告である。という範囲はご存知の方が多いと思います。一般の調査では、約50%程度の方が名前くらいは知っている、という認知度と聞いています。
しかしながら、Google広告の利用率については、日本の全ての企業の10%以下であると言われています。ここまでスマートフォンが普及し、BtoB、BtoC問わず、情報の集め方、探し方、申し込み方が変化し、経営においても、人事や財務と並ぶくらい重要な役割となっているITですが、熟知している経営者の方は、まだまだ少ないのが現状です。
2:キーワードプランナーで世の中の需要がわかる入札単価もわかる。
キーワード プランナーは、検索ネットワークにおける広告掲載に役立つツールで、キーワードの候補やトラフィックの予測データを確認できます。 取り扱い商品やサービス、広告主様のウェブサイト、商品カテゴリに基づいて、キーワードや広告グループの候補を検索できます。キーワード を入力したり、アップロードできるほか、複数のキーワード リストを組み合わせることもできます。 ユーザーが特定のキーワードを検索した回数や、そのキーワードの競合性など、過去のデータを確認できます。 トラフィックの見積もりデータも取得できます。たとえば、入札単価と予算額を指定すると、その額に基づいてキーワードの予想クリック数とインプレッション数が表示されます。
Googleが提供する検索ボリューム調査ツール「キーワードプランナー」は、無料アカウント版では「1万回-10万回/月間」など、かなり大まかな検索ボリューム調査にしか使えません。しかし、有料版であれば検索ボリュームが「10回」単位で、詳細に表示されます。
3:膨大なデータから大まかなな効果予想が可能。
従来のアナログメディアの場合、何回表示されて、何人が見て、どのくらいの率の人が申し込んだのか?また、どんなニーズ(検索キーワード)で、探しにきたのか?何秒何分情報を見たのか?見た人の属性は?などなど、詳細なデータが取得できます。これにより、プロとして、広告運用の経験を積み重ねると、業種や地域、サービス内容、WEBページの状況など複数の要因から、反響が出るか出ないかの予測ができてくる点があります。
最終的には、コンロトール不可能なユーザー心理や競合の状況などにより変化しますが、データを蓄積し、運用改善を重ねる事で、その精度も高まっていきます。
4:まずは、ご自身のビジネスを伝えたい人が探すであろうキーワードを考えて見てください。
例えば、千葉でゴルフ場を経営していたとします。
千葉でゴルフ場を探す人は「千葉 ゴルフ場」と検索する可能性は非常に高いですが、「千葉 ゴ野球」とは、ほぼ検索しないように、ユーザーが目的を持って探しているワードを見つけていきます。キーワード広告が費用対効果が良いと言われている理由は、この顕在化しているニーズに対して広告を表示できるからにあります。
5:地域系ワードやいる場所によって変わる検索結果一覧。
また、地域依存性の高い一般キーワード(弁護士、病院、宅配弁当、水族館、レストラン、カフェ、バー、映画館、クリーニングなど)で検索した時に、ウェブ検索結果をユーザーの検索場所に基づいてローカライズするアルゴリズムの変更がありました。例えばユーザーが千葉県千葉市で「水族館」と検索すると、ウェブ検索結果にはいくつかの千葉県千葉市の水族館へのリンクが含まれる。しかし愛知県名古屋市から同じく「水族館」と検索すると、今度は名古屋市周辺の水族館へのリンクが含まれる。このように、検索ユーザーの現在地(検索した場所)に関連するように検索結果をパーソナライズするのがベニスアップデートと言われ、その影響はチャンスでもあり、対処すべき課題でもあります。
6:ご自身のビジネスにおいて重要な検索ワードで、上位に表示されていますか?
地域企業様の場合、ある程度商圏が決まっているケースが多く、事務所から半径20キロとか、お店であれば、5キロ等、現実的に、選ばれやすい地域というのは決まっているのが現状です。つまり本来であれば、自分のお店や企業のサービスを選んでくれる可能性が高い人が、検索したワードにおいて、対策が未整備の場合、上位表示される他者に、入り口で抑えられてしまう。という事が現実にたくさん起こっています。もちろん大手が、しっかり体制や予算を投じて、上位対策をしているケースも多いですが、Googleの検索エンジンの精度は、非常に高く、中小企業の方でも、その地場で、しっかりとした商売をされていて、着実なWEB運用を行えば、しっかり表示されてきます。ホームページを放置している、更新していない。狙うべき検索キーワードがバラバラ、サイトのつくり方が、検索エンジンに最適化されていない。という場合は、大きなビジネスロスにつながってしまいます。
■まとめ
1:ユーザーが完全にデジタルシフトしているが、企業の活用率は、まだまだ。
2:あらゆるユーザー行動がデータ化されてきているため精度の高い広告が可能になっている。
3:狙うべきキーワードを見つけビジネスにつなげている企業とそうでない会社の差は大きい。
4:中小企業でも、しっかり運用すれば成果は出せる。
まずは、ご自身のビジネスに重要な検索キーワードで、実際にどんなページが表示されるか、確認して見てください。